ぴかまく公論 ミャンマー・カンボジア見て歩き
株式会社 ナガト
内田弘之
『ミャンマー・カンボジア見て歩き』
タイ、ベトナムはこれまでにも何度か訪問したことがあり、状況は何となくではあるがわかっていたのだが、初めて訪問する国に対してはとても興味がある半面不安を持ちつつ旅立った。
●ミャンマー(ヤンゴン)へ
最初の訪問国であるミャンマー(ヤンゴン)では古い日本の車が多く走っていることにびっくり、特にバスは左側通行用のドアが付いている日本の中古車(関東エリアのバスが目立った)に右側通行用(ミャンマーは右側通行)のドアを取り付けて走っている姿にさらにびっくり、こんな再利用の方法があるのだと感心させられた。
多民族であるが故の軍事政権が経済に与える影響は大きいのだが、低迷しながらの安定成長は続いており農産物などの一次品が貢献している。資源もあり近隣友好国への輸出やパイプラインでの供給も行っている。
日系企業動向としては労働集約型産業、特に衣類と靴が急成長しており、対日輸出の約60%を占めている。その方法は委託加工形態(登記も必要)にすることで原材料の輸入免税が受けられる(ただし完成品は100%輸出)。ワーカー賃金は月額40~50US$でタイの約1/4、ベトナムの約1/2で今後も日本企業の進出が進む国だと感じた。
(上写真:日系の縫製工場の作業の様子(ミシンでの流れ作業) )
●カンボジアへ
次に、カンボジアにはタイから陸路で入国(飛行場以外の場所での入国審査は初体験)。
第一印象はまだ未開発地域なのか(地雷は大部分が撤去されているらしい)緑が多く、家はまばらといった感じ(首都プノンペンは都会であった)。
(右写真:バスの車窓からカンボジアの田舎町風景(水害対策の高床式住居))
日本から進出している企業でカンボジア日本人商工会を結成されており、会員数は57社(しかし1年半で21社増加)であるが、3年後は300社になることを期待されていた。経済成長率は10年間平均9.4%と伸びているものの、貿易収支はマイナス約14億ドルと厳しく、アンコールワットなどの観光収入でカバーしている。
政治は民主主義であり安定しており、投資優遇も魅力的であり、ミャンマーと同様に労働集約型産業の縫製や製靴などの進出が期待されている。
●日本への期待
今回の企業訪問や経済特区での説明で感じたことは、両国とも日本という国にODAも含めて大きな期待を寄せていることが分かった。安い人件費を求めて、海外に進出するには残された数少ない東南アジアの国であることは事実で、市場としてもまだまだ発展していく可能性が高い。
残された課題は、道路、電力、水といったインフラの整備をいかに行えるか、中国(共産主義)やベトナム(社会主義)のような急速な発展についていけるのか、などあると思うが、3年後の状況をもう一度見てみたいと強く感じた。
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始発電車に乗りたかった乗客は、困ったことだろう。遅刻をしたかもしれない。ニュースの口調も「迷惑を被った」といった感じだった。その時、ふと 思ったのだが、だからこそ「いつもありがとう」なんじゃないか。いつもは“当たり前に”シャッターは開いていて始発電車に乗ることができる。線路 を引いて、電車を運行してもらっているから電車に乗れる。日本全国(首都圏は怪しいが)で、今日もダイヤ通りに運行されている。昔は、「(鉄道会 社は)電車に乗せてやっている」と「(乗客は)電車に乗せてもらっている」という感覚だったが、いつの間にか「電車に乗っていただいている」に対 して「電車に乗ってやっている」が行き過ぎていないか。“いつも”を考えると頭が下がる。
僕はコンビニでも ドラッグストアでも、レジで商品を受け取ったら「ありがとう」と言う(癖になっている)。これは関西での学生生活で身についた ものだ。関西では「ありがとう(語尾は上がる)」をみんな自然につかう。関西全体がこうなのかはわからないが、少なくとも僕のまわりの人たちは、 老若男女問わずそうだった。これが癖になっている。自然に「ありがとう」が出ない時もあるが、そういう時は、自分の中に何か問題があってちょっと 参っている時のような気がする。10年ほど前、コンビニでバイトをしていた関東在住の女友達から相談があった。「毎日のように来る男性が、いつも 礼儀正しくニコッと“ありがとう”って言ってくれるんだけど、好意を持たれているのかな?」とのこと。その時に「そいつ関西人じゃない?」と尋ね たら「そうみたい」と言うので、関西人の「ありがとう」はあいさつみたいなものだから、とりあえずはそんなに深く考えなくていいよと言っておいた。
昔、祖母に連れられて、 歩いて5分ほどの近所にある八百屋や魚屋によく買い物に行った(15年ほど前にコンビニになり、今は閉店している)。その 八百屋さんは、行くといつも「難波さんいらっしゃい」と言ってくれた。僕がいっしょだと「今日はお孫さんもいっしょでいいね」などとも言ってくれる。 祖母は八百屋と世間話やオススメの野菜などをあれこれ話し、持って行ったカゴ(今で言うエコバッグ?)をいっぱいにして帰る。祖母は何度も「ありが とう」を言う。祖母は、野菜づくりのたいへんさを知っている。きっと祖母は、『今は自分で野菜は作っていないけど、どこかに野菜を作ってくれている 人や魚をとってくれる人がいて、そのおいしい野菜や魚を仕入れてくれるこだわりの八百屋さんや目利きの魚屋さんがいるから自分たちはご飯を食べられ る』と肌で感じていたのだろう。だから当たり前に感謝している。八百屋も、祖母が上客だからと何かを売りつけようというのではなく、もちろん“いつ も買っていただいてありがとう”“今日はこれがオススメですよ”である。
少し脱線するが、逆に、パソコンや携帯電話は使っていると壊れるものという空気があるし、パソコンソフトやアプリはバグやエラーがあっても、 徐々にバージョンアップしていいものにすればいいということになっている。






